1ハウス(1室)に冥王星がある人
人生を変化させる星、冥王星
冥王星が黄道12宮を一周するために必要な時間は約250年間。ひとつのサインに長く留まるため冥王星のサインは世代的な特徴を表していると言えます。個人の性質をみるのであれば、どのハウスに入室しているかを確認します。
出生時のホロスコープ(ネイタルチャート)で冥王星がどのハウスにあったかで、その人が人生の中で変化を恐れる事(無自覚である事が多い)、その部分を変化させると人生が大きく変わるポイントが分かります。
自分の冥王星のハウスを知る方法
出生時のホロスコープで自分の冥王星の位置を確認してみてください。
ホロスコープは無料で作れるサイトが多く存在します。インターネットで【ホロスコープ】を検索してみてください。ハウスを調べるには生年月日、出生時間(正確なもの・母子手帳などでご確認を)、出生場所が必要です。
優れた洞察力の持ち主
冥王星が1ハウスにある人は、「極限」「頂点」を表す冥王星が「自分自身」を表す1ハウスにあることによって、自尊心がとても強い人が多いです。それと同時に、失敗すること・否定されることを極端に恐れる傾向もあります。
一方で、他人に対する洞察力が深く、本人が気づいていない事もありありと感じ取る事ができます。しかし、それを相手に話し、相手に激しく拒否される事(=自分の意見を否定される=自尊心を傷つけられること)を恐れ、口をつぐんでしまいます。
そうやって、ひらめいた事を飲み込んでいるうちにどこかフラストレーションがたまり、【刺激のない面白みに欠ける人】を演じているようになります。
洞察力を使って圧力
もしくは、鋭い洞察力で得た情報を使って、相手をコントロールしたり、威圧するという形で冥王星の力が出る場合があります。感覚の鋭い人だと、「自分をコントロールしようとしている」と気付かれ、結果的に人間関係がうまくいかない原因になることもあります。
ありのままに表現する
自分の中に生まれた考えをそのまま相手に伝えれば、一時的な拒否やその人との関係性がギクシャクしたり、不安定になる事もあるでしょう。
しかし、拒否される事を恐れず、自分に正直になって、相手にその情報を伝える事ができれば、後にそれがどれほど有益な事か相手もわかってくれます。それぐらい、冥王星1ハウスの人の洞察力・ひらめきは素晴らしいものなのです。
恐れを乗り越えて表現する事で、時には自分の考えを否定されることで、自分自身も強くなります。自分が自分にとって素直に、正直に伝えることで、相手にも正しくその情報が伝わり、あとはその情報を相手がどう受け取るかの問題になります。
冥王星が1ハウスにある人は、拒否される事(失敗する事)への恐れを捨て去り、自分の表現方法を見つける事で、人生が大きく変わっていくのを感じられるはずです。
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