2018-03-24

相性鑑定【月】×【海王星】のアスペクト

シナストリーって何?

簡単にいうと、西洋占星術で相性を見るための手法です。自分のネイタルチャートとお相手のネイタルチャートを重ね合わせて、どの星とどの星がアスペクトを持つかを一つ一つ確認していきます。

相性占いとは複雑なもの

シナストリー法では一つ一つの星を見ていきますので、この星とこの星の角度(相性)は良くても、この星とこの星の角度は良くない、ということも十分にありえることです。

例えば、公の自分を表す【太陽】とお相手の【太陽】は良い角度(ソフト・アスペクト)を取っていたとしても、プライベートな自分を表す【月】とお相手の【月】が悪い角度(ハード・アスペクト)を取っていたりすると、会社やある程度ビジネスライクな場面では意気投合できる相性ですが、日常生活やプライベートではなかなか上手く行きづらい相性になる、いうことです。

さらに、【太陽】同士、【月】同士と同一の星同士のアスペクトではなく、【月】と【太陽】とか、【金星】と【木星】とか、組み合わせは無数です…!さらには、前世・来世のご縁を見るためにドラゴンヘッド・テイルを確認したり、セクシャルな相性などを見る時にはリリスを確認したり…もします。

簡単にいうと、西洋占星術の相性鑑定は少々複雑です。

相性を見るためのチャートを作る方法

2つのホロスコープを重ね合わせて作る2重円のチャートを作れるサイトでホロスコープを作成しましょう。

nut’s wheelさんでも二重円のホロスコープを作ることができます。

自分の【月】と相手の【海王星】にアスペクトがある場合

【月】は「感情」や「内面的な自分」などを表し【海王星】も「感性」「直感」などを表す星。月と海王星は通じやすい性質を持ちます。海王星には「混沌」「膨張」「夢と理想」などの意味もあり、シナストリーで「月」と「海王星」がアスペクトを持つ場合、「心がふわふわしちゃう」のです。

海王星と月ではその影響力に差があるため、月側の人に対して海王星側の人が強く作用すると言えるでしょう。その「作用」はソフト・アスペクトかハードアスペクトかで現れ方が変わってきます。

※相性鑑定では、ハード・アスペクトの関係は必ずしも悪い作用だけではありません。むしろ、男女の関係においては恋に落ちるスピードを速めたりすることもあります。
※合は吉凶両方の作用がありますが、シナストリーではソフトアスペクトに入れています。

【月】×【海王星】ソフト・アスペクトの場合(合・トライン・セクスタイル)

感情の「月」と「海王星」がソフトなアスペクトがある場合、初めて会った時からなんとなく良い印象を抱くことが多くなります。海王星は物事を「ぼやかし、曖昧にする」作用もあるので、なんとなく親近感を抱いてしまいます。心の輪郭が柔らかくなるため、この人と一緒にいるとついつい胸の内を話してしまいそうです。

海王星には「陶酔」「理想」「ロマン」という意味もあるため、恋愛関係では、知らず知らずのうちに、相手に酔っているようなロマンティックな関係を楽しめるでしょう。

【月】×【海王星】ハード・アスペクトの場合(オポジション・スクエア)

ハードアスペクトの場合は、イメージするならば「悪酔い」。酔いすぎてしまうので、相手の本来の姿を見ずに理想化してしまったり、陶酔しきってしまい本来の判断や決断が難しくなってしまうことも。恋愛関係に発展する前であれば、はっきりと好きだと意識していなくても「なんとなく気になる存在」にはなりそうです。

一緒にいると、海王星の「理想」「夢」が強く心に作用するので、夢見がちになったり、現実を軽視しがちな傾向になります。しっかりと地に足をつけて置くことを意識して関係を作っていきましょう。

サイト管理者:やなかえつこ
【西洋占星術・四柱推命】鑑定師・講師(初めましてのかたへ→自己紹介

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