天秤座の火星を持つ人
火星は自己表現をする星
ネイタルチャートの火星が位置するサインは、どうしたら効果的に自己主張できるかのヒントをくれます。そうです、火星は対外的に自分を押し出す星であり、自己表現をする星です。それだけに周囲との衝突に繋がりやすい星でもあります。
太陽期→火星期の切り替え
星にはそれぞれ、一番その星が輝く、強く力を発揮する年齢域というものがあります。
- 月/0~7歳
- 水星/7~15歳
- 金星/15~25歳
- 太陽/25~35歳
- 火星/35~45歳
- 木星/45~55歳
- 土星/55~70歳
- 天王星/70~84歳
- 海王星/84~
- 冥王星/死後
鑑定をしていると、この太陽期(25~35歳)から火星期(35~45歳)の切り替えがうまくいかず悩んでいるという場合がよくあります(35歳って特に女性はいろいろな問題にぶつかりやすい時期でもありますよね…)
太陽(人生の目的)の季節をがむしゃらに働いて過ごし、35歳で入る火星期で、働き方・生活の仕方を切り替えられず、火星をうまく働かせていない人がたくさんいます。
自分の火星のサインを知ろう
出生時のホロスコープで自分の火星の位置を確認してみてください。
ホロスコープは無料で作れるサイトが多く存在します。インターネットで【ホロスコープ】を検索してみてください。ホロスコープを作成するためには、生年月日、出生時間(正確なもの・母子手帳などでご確認を)、出生場所が必要です。
火星が天秤座にある人
【問題点として現れやすい事柄】
火星が天秤座にある人は、その場の雰囲気が悪くなることがとても苦手です。
そのため、なんとかして場の雰囲気を良くしようと、周り人に気付かれないよう気にしつつも、心はいつも臨戦態勢で臨んでいます。
いつでも場の雰囲気を良くして置きたいがために、火星天秤座さんは相手が求めることを先回りして読み取り、相手の気分が良くなるであろう言葉を紡ぎます。
勝手にやっているにもかかわらず、相手が同じ事をしてくれるのではないかと心のどこかで期待しているのです。
さらには、その場にいる皆が場の調和を崩さないよう気を遣うべきだと考えているところがあります。
いつでも先回りし、思考を巡らし集団の中にいるので、少しでも場の雰囲気が悪くなると過剰に反応し、雰囲気を乱した人を嫌悪します。
そんなことが続くと、次第に人付き合いが苦しくなってきます。
【解決策】
35歳前後の太陽期から火星期の切り替えで、火星天秤座さんがつまづくポイントは、「気を遣い過ぎて人付き合いに疲れてしまう」ことです。
なので、もう上辺だけ調和のとれた人間関係を作るために火星の力を使うのは辞めませんか。
火星期は、火星が一番輝く時なので、色々画策せず、素直に誠実に他者に接して、自分が持つ要求や意見を率直に表明して行けば良いのです。
火星天秤座さんが持つ高度なバランス感覚は、小細工しなくてもうまく人間関係を構築してくれる力を持っています。
皆が本音を伝え合った上でも調和する人間関係を作ることが可能であり、むしろその時にこそ天秤座の火星の本領を発揮できるのです。
他者が人間関係に何を求めるかを理解し、自分は何を求めているかを正確に理解すると、それらを調和させるために何をしたら良いか「天秤座に火星を持つ人」は自然と分かってくるはずです。
そうなった時こそ、火星天秤座さんの調和させる能力が周囲に評価され、人間関係を築いていくうえで頼りにされる存在となることでしょう。