2018-08-27

さくらももこさん

さくらももこさん

先ほどさくらももこさんの訃報を目にしました。

小さい頃からちびまる子ちゃんに親しみ、エッセイを読み、今でも一番好きな漫画は「COJI-COJI」です。背表紙が日焼けして、側面が茶色く変色した単行本も大切にとってあります。

講座でも、壬の有名人の例として、今日生徒さんにお話ししたばかり。

普段は、こういった報道を目にしても記したりすることはないのですが、今日はさくらももこさんの命式を改めて読んでみたいと思います。

さくらももこさんの命式

壬と偏官

【壬(みずのえ)】は、自然界で表すと「海・大河」などの人。水が常に動いているように、柔軟でアイディアが豊富です。

運気は旺盛で器も大きいので、組織を作れると言われます。義理人情にも厚い人が多いですね。さくらさんは主星(中心にある星)が【偏官】という こちらも人情家の星。頼られる姉御肌の人だったのかもしれません。

【壬】はその大きなエネルギーで社会を動かす役目を持っている人。

傷官と絶

傷官は表現の星。芸術的なセンスなどを司ります。そして注目すべきはやっぱり【絶】ですね。

ちびまる子ちゃんにせよ、コジコジにせよ、目の付けどころが異次元ですよね。

それでもちびまる子ちゃんは小学生の日常を描いているので、身近な世界ですが、コジコジに至っては設定からしてもう本当に、異次元。

あの世界観は【絶】の人じゃないと出せないものなのだと思います。本物の天才。

印綬×2

同じ通変星が2つある場合には、その星の意味を強めるか打ち消す、あるいは兄弟星に変わる、となるのですが、さくらももこさんの場合、受け継いだものを深める【印綬】よりも、新しいものを生み出す発想力の【偏印】の要素の方が強い印象を受けます。

よって、兄弟星である【偏印】に変わっているのでしょう。

コジコジはギャグ漫画でありながら、実はコジコジの存在自体が「真理」。哲学的なフレーズやセリフが多く散りばめられています。そのあたりにも【知性の星】を感じます。

 

最近は手に取ることも少なくなっていましたが、ずっと楽しませてくださった漫画家さんです。

ご冥福をお祈りします。

 

サイト管理者:やなかえつこ
【西洋占星術・四柱推命】鑑定師・講師(初めましてのかたへ→自己紹介

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