2018-07-22

【四柱推命】通変星、正の星と偏の星

通変星【偏の星】を持つ方へ

四柱推命 通変星、特に「偏のつく星」の説明をインターネットや本で読んでがっかりしてしまった…というお話、実は少なくありません。

そこで、今日は「偏の星」を持つ方へお送りしたいと思います

四柱推命の星には2つの方向性がある

四柱推命でその人の強みや特長を表す「通変星」

通変星の中で「正」がつく星と「偏」がつく星があります。

正官・正財・印綬(正の字はありませんが、偏印と兄弟星です)
偏官・偏財・偏印

古い四柱推命では…

正の星=吉星

偏の星=凶星 とされてきました。

それはなぜか…?

【正の星】

正官…ルールを守って発展していく

正財…コツコツと積み重ねていく

印綬…受け継がれたきたものを深めていく

【偏の星】

偏官…道なき道を行く、新たなルートを作り出す

偏財…仲間以外の人とも広く多くの人と関わる

偏印…発想力で今無いものを創造する

つまり、 偏の星はどれも「現状を壊して新しいものを作り出す才能に溢れる星」 

四柱推命の成り立ち

なぜ「新しいものを作り出す力」が凶とされたかというと、四柱推命の成り立ちに理由があります。

四柱推命の元になった陰陽五行説は太古の中国で生まれ、国のトップが国を統治するために使用していました。

今までの体制を維持したい側にとって、古いものを壊し新しいものを創造する【偏の星(を持つ人)】は、自分の国を崩壊させるかもしれない危険な存在だったのです。

こういった経緯で、四柱推命の歴史では長く【偏の星】=【凶星】とされてきました。

現代社会ではどうか

これだけモノが溢れ、スピード感も早い現代社会においては、今までなかったものを生み出す能力はこれからますます必要になりますし、 活躍の場も増えます し、もうすでにそういった社会になっています。

偏の星を持つ方はがんがん スピードを上げて突き抜けてほしい と思います…!

サイト管理者:やなかえつこ
【西洋占星術・四柱推命】鑑定師・講師(初めましてのかたへ→自己紹介

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