2018-03-14

相性鑑定【冥王星】×【10惑星】のアスペクト

シナストリーって何?

簡単にいうと、西洋占星術で相性を見るための手法です。自分のネイタルチャートとお相手のネイタルチャートを重ね合わせて、どの星とどの星がアスペクトを持つかを一つ一つ確認していきます。

相性占いとは複雑なもの

シナストリー法では一つ一つの星を見ていきますので、この星とこの星の角度(相性)は良くても、この星とこの星の角度は良くない、ということも十分にありえることです。

例えば、公の自分を表す【太陽】とお相手の【太陽】は良い角度(ソフト・アスペクト)を取っていたとしても、プライベートな自分を表す【月】とお相手の【月】が悪い角度(ハード・アスペクト)を取っていたりすると、会社やある程度ビジネスライクな場面では意気投合できる相性ですが、日常生活やプライベートではなかなか上手く行きづらい相性になる、いうことです。

さらに、【太陽】同士、【月】同士と同一の星同士のアスペクトではなく、【月】と【太陽】とか、【金星】と【木星】とか、組み合わせは無数です…!さらには、前世・来世のご縁を見るためにドラゴンヘッド・テイルを確認したり、セクシャルな相性などを見る時にはリリスを確認したり…もします。

簡単にいうと、西洋占星術の相性鑑定は少々複雑です。

相性を見るためのチャートを作る方法

2つのホロスコープを重ね合わせて作る2重円のチャートを作れるサイトでホロスコープを作成しましょう。

nut’s wheelさんでも二重円のホロスコープを作ることができます。

自分の【冥王星】と相手の【10惑星】にアスペクトがある場合

【冥王星】は一番遠く死後の世界などを表す星。星の意味としては「極限」「頂点」「破壊と再生」などがあります。要するに、人智が及ばない世界であり、コントロールできない力。シナストリー法で自分の【冥王星】と相手の【10惑星】のいずれかにアスペクトがある場合、相手を「無意識に引き寄せたり」相手に「強い影響を与えたり」します。相手にとっては「抗いがたい力に引っ張られる」様な間柄になるでしょう。

ソフト・アスペクトでは、その力がスムーズに働くのに対して、ハード・アスペクトであるとある種の強制的な圧力を伴います。

※相性鑑定では、ハード・アスペクトの関係は必ずしも悪い作用だけではありません。むしろ、男女の関係においては恋に落ちるスピードを速めたりすることもあります。
※合は吉凶両方の作用がありますが、ここではソフトアスペクトに入れています。

冥王星とのアスペクト

(1)冥王星 × 太陽

ソフト:相手の人生を変えてしまう・相手を支配下に置く

ハード:相手の人生を強制的に変えてしまう・相手は強制されたという想いを持つ

(2)冥王星 × 月

ソフト:無意識に影響を与えてしまう相手(通常の付き合いではあまり作用しない)

ハード:無意識に相手を圧倒してしまう・相手に生涯忘れられないような影響を与える・相手からすると「運命の人」

(3)冥王星 × 水星

ソフト:相手側に絶対的な影響力を持つため、生涯の師となりうる

ハード:無意識に相手の価値観を崩壊させてしまう恐れがある関係

(4)冥王星 × 金星

ソフト:相手からの愛を当然のように受け取ってしまう・軽い遊びで終わるような縁ではない

ハード:相手からの愛を独占したい・ずっとそばに置いて束縛したい・愛憎関係

(5)冥王星 × 火星

ソフト:互いのパワーを高めあう・引き裂かれそうになればなるほど決して離れないカップルになる・最終的に主導権を握るのは自分

ハード:お互い相手を「この人と本気でぶつかるのは危険」と感じる関係(日常的なシーンではあまり作用しない)

(6)冥王星 × 木星

ソフト:(相手が年下の場合)地位を継承してくれる(日常的なシーンではあまり作用しない)

ハード:(相手が年下の場合)地位を強制的に受け継がせる(日常的なシーンではあまり作用しない)

(7)冥王星 × 土星

ソフト:持久力が高まる・鍛えられる

ハード:ポジション争い・覇権争いなどが引き起こされがち・精神的な摩擦が生まれやすい

(8)冥王星 × 天王星【世代間アスペクト】

  天王星×冥王星を参照

(9)冥王星 × 海王星【世代間アスペクト】

  海王星×冥王星を参照

(10)冥王星 × 冥王星【世代間アスペクト】

ソフト:弱い立場側が強い立場に付き従う(けれど強制的なものではなく、スムーズな連携として)

ハード:強力なパワーゲームが生じる(主導権の取り合い)

サイト管理者:やなかえつこ
【西洋占星術・四柱推命】鑑定師・講師(初めましてのかたへ→自己紹介

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