2018-03-07

相性鑑定【土星】×【10惑星】のアスペクト

シナストリーって何?

簡単にいうと、西洋占星術で相性を見るための手法です。自分のネイタルチャートとお相手のネイタルチャートを重ね合わせて、どの星とどの星がアスペクトを持つかを一つ一つ確認していきます。

相性占いとは複雑なもの

シナストリー法では一つ一つの星を見ていきますので、この星とこの星の角度(相性)は良くても、この星とこの星の角度は良くない、ということも十分にありえることです。

例えば、公の自分を表す【太陽】とお相手の【太陽】は良い角度(ソフト・アスペクト)を取っていたとしても、プライベートな自分を表す【月】とお相手の【月】が悪い角度(ハード・アスペクト)を取っていたりすると、会社やある程度ビジネスライクな場面では意気投合できる相性ですが、日常生活やプライベートではなかなか上手く行きづらい相性になる、いうことです。

さらに、【太陽】同士、【月】同士と同一の星同士のアスペクトではなく、【月】と【太陽】とか、【金星】と【木星】とか、組み合わせは無数です…!さらには、前世・来世のご縁を見るためにドラゴンヘッド・テイルを確認したり、セクシャルな相性などを見る時にはリリスを確認したり…もします。

簡単にいうと、西洋占星術の相性鑑定は少々複雑です。

相性を見るためのチャートを作る方法

2つのホロスコープを重ね合わせて作る2重円のチャートを作れるサイトでホロスコープを作成しましょう。

nut’s wheelさんでも二重円のホロスコープを作ることができます。

自分の【土星】と相手の【10惑星】にアスペクトがある場合

【土星】は「堅実」「ルール付け」「地に足をつける」「課題」「責任」などを表す星。シナストリー法で自分の【土星】と相手の【10惑星】のいずれかにアスペクトがある場合は、自分が相手のどこに対して「厳しさ」が出やすくなるのかが分かります。

なお、ソフト・アスペクトかハード・アスペクトかで現れ方は変わってきます。

※相性鑑定では、ハード・アスペクトの関係は必ずしも悪い作用だけではありません。むしろ、男女の関係においては恋に落ちるスピードを速めたりすることもあります。
※合は吉凶両方の作用がありますが、ここではソフトアスペクトに入れています。

土星とのアスペクト

(1)土星 × 太陽

ソフト:活力や勇気をもらえる・恋愛では盛り上がりに欠ける・結婚には良い相性(互いに責任と義務を全うするので安定する)・離婚しにくい

ハード:相手を抑制してしまう・相手の楽観的な部分に不安を感じる・物事がスムーズに進まない

(2)土星 × 月

ソフト:相手の感情を落ち着かせる・安定させる・一緒にいると気持ちが癒される・結婚後は家庭が安定

ハード:相手を萎縮させてしまう・御し易い相手・相手に対してわがままに振舞ってしまう

(3)土星 × 水星

ソフト:手足となって動いてくれる・扱いやすい相手・相手を認めることで関係が良好になる

ハード:相手を軽薄に感じる・つい口うるさくしてしまう・欠点を批判してしまう

(4)土星 × 金星

ソフト:魅力を感じる・自分のものにしたくなる相手・相手は愛の素晴らしさを教えてくれる

ハード:互いに魅力を感じられない・相手のアラが見えてしまう・手厳しくなってしまう

(5)土星 × 火星

ソフト:ぶつかることも多いが、そのことによりより絆や愛が深まる関係・相手を導く

ハード:相手を押さえつけて従わせる・互いに敵視しがち

(6)土星 × 木星

ソフト:社会的な関係においては、利益をもたらす関係性・相手に社会規範やルールを教え導く

ハード:相手を抑制する・相手を甘過ぎると感じる・相手の行動にストップをかけがち

(7)土星 × 土星

ソフト:互いに社会への責任感を引き出す関係・仕事上の関係においては相手の行動を理解しやすい・思考回路が似ている

ハード:対立や反発を生みやすい関係・相手の考えを理解しにくい・一緒にいると消耗する

(8)土星 × 天王星

ソフト:自分のやり方を変えるきっかけをもらえる

ハード:喧嘩が多くなる・相手のやり方が急進的過ぎて理解できない

(9)土星 × 海王星

ソフト:相手を子どもっぽく感じる・相手の夢を叶えて上げたくなる

ハード:相手の行動のブレーキ役となる・ハラハラさせられる・口うるさく言わざるを得ない

(10)土星 × 冥王星

ソフト:切磋琢磨することで深い絆が生まれる・忍耐力が高まる(周りから見ると仲が良いとは思えないが、お互い認め合っているので意外と心中は穏やか)

ハード:ポジション争いや心理戦が長引く・表面上は穏やかだけれどお互い消耗する

サイト管理者:やなかえつこ
【西洋占星術・四柱推命】鑑定師・講師(初めましてのかたへ→自己紹介

関連記事