【四柱推命】身強・身弱の判断方法の違い(その1)
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身強・身弱の判断方法
レイモンド・ロー先生の「【実践】四柱推命鑑定術」を読みました。
四柱推命の鑑定において、身強・身弱の判断は大切な部分になりますが、私が学んでいる鳥海流・正玄流とこの御本に書かれている判断方法、各流派の違いが面白かったのでまとめてみます🖊
本日はまずレイモンド・ロー先生の「【実践】四柱推命鑑定術」より
レイモンド・ロー先生の「【実践】四柱推命鑑定術」
判断は五行のバランスが全て…!
生年月日時の干支 八字の中での日干とその他七文字のバランス。
- 日干(日柱の干、上の八字だと己)が強いか…自分の五行が強まる季節に生まれているか
- 日干を助ける印星(日干の一つ前の五行)の十干があるかないか
- 日干と同じ五行(比劫)の十干があるかないか
- 日干を消耗させる五行(食傷)(財)(官殺)がどれくらいあるか
命式に印星・比劫がたくさんあれば、日干を消耗させる五行を喜ぶ→身強
命式に食傷・財・官殺がたくさんあれば、日干を助ける五行を喜ぶ→身弱
*日干にとって喜ばしい五行を用神(ようじん)、喜ばしくない五行を忌神(きしん)という
日干が強すぎる場合は従旺格(じゅうおうかく)
従旺格は日干が強過ぎる場合。ものすごいスピードを出せる車のようなもので、我が道をとことん突っ走った方が良い命式。
通常身強は日干を消耗させる五行を喜びますが、従旺格の人はとにかく突き抜けた方がいいのでブレーキは不要😇
ガソリンとなる、印星・比劫(日干を助ける)五行を喜びます。
日干が弱過ぎる場合は従格(じゅうかく)
従格は日干が弱過ぎる場合。日干を助ける印星(日干の一つ前の五行)が全く無い、さらに地支にも日干を助ける五行が無い場合。
通常身弱は日干を助ける五行を喜びますが、従格の命式には必要がないとします。説明が難しいですが、流れに従って生きていく上で自ら(日干)を強くする必要が無いというイメージです。
よって、印星(日干を助ける)と比劫の五行が忌神になります。
*比劫はそれほど害にならない
身強・身弱はただのタイプ分け
レイモンド・ロー先生の「【実践】四柱推命鑑定術」には、身弱や従格の著名人の例がたくさん掲載されています。
身強・身弱の名称は、日干にとって「消耗させる五行を喜ぶ」のか「助ける五行を喜ぶ」のか、そのタイプ分けのためだけにあり そこに意味はありません。
私の命式は身弱です
ちなみにレイモンド・ロー先生の「【実践】四柱推命鑑定術」の解釈によると、私自身の命式は
- 日干が五行の力がピークの月に生まれていない
- 日干を助ける印星(日干の一つ前の五行)が全く無い
- 日干を支える根(地支)はあるものの、八字中五字が日干を消耗させる五行(財・官殺・食傷)
- 比劫が頑張っているものの、かなり消耗が激しそう…
という点において身弱に分類されるかと思います。おそらく…!
ちなみにこの五行のバランスで見る四柱推命は五行派と呼ばれることもあり、関東を中心に増えているとのこと。
実例豊富で読みやすいです
今回参考にさせていただきました 【レイモンド・ロー先生「【実践】四柱推命鑑定術」】、沢山の実例と鑑定方法が満載で読みやすい御本です。
特に面白いと感じたのは「受胎宮・命宮」の部分…!
子ども時代に影響を与える受胎宮と生まれた瞬間の太陽の場所を示す(西洋占星術ではアセンダントのような)命宮。
これらも使って将来生まれてくる子供の人数の可能性などを調べる方法も掲載されています(ちなみに私は計算したところ「3人」となり的中していました。びっくり…!)
その他、職業選択や結婚生活、健康についてなど幅広く触れられています🌞
正玄流・鳥海流の「身強・身弱の判断方法」についても書きました🚩