【リリス】人に知られたくない欲望・セクシャルな魅力
感受点【リリス】って?
占星術に興味のある方や相性占いに凝っている方は耳にしたことがあると思われる『リリス』
リリスとは、実際の天体ではなく計算で導き出される感受点のうちの一つであり、月の軌道で地球から一番遠い地点(遠地点)のことをいいます。地球から一番離れるので『ブラックムーン』とか『ダークムーン』などという言い方もあるようです。
実際リリスって何を表すの?
リリスに関しては、占星術師によってリーディングで使う/使わない、どのように解釈するかはまちまちですが、私自身はネイタルチャート(出生時のホロスコープ)では
- その人の心に隠してあるもの(そもそも月がその人の心や内面を表すため、その心の一番光が当たらない部分、一番暗い部分を表す)
- 無意識の欲望
- 普段、胸の奥に隠して抑えつけているもの
というような”ニュアンス”で考えています。なぜニュアンス、としたかというと…実際のリーディングでは使わないからです。
(ご希望があれば読みますが、胸の内に隠しておきたいことや無意識でのことなので、なかなか重たい感じになるかと思います…)
普段使わない=データが取れないので、わたしにとってもリリスは絶対これです!と大声で主張できない部分でもあります。ただ…自分のリリスの場所(特にサイン)なんかを確認すると、もう心当たりがありすぎて厳しいです。恥ずかしくてここに自分の例として書けないほど、見せたくない、ひた隠しにしている部分…!
リリスの神話
リリスにまつわる神話にはいろいろありまして、諸説ありますが、ざっと調べただけでも…
- イブが作られる前のアダムの妻であった
- アダムに満足できずアダムの元から逃亡
- その後、サタンの妻となる
- 悪魔の子をたくさん生んだ 等…
神話からもわかるように、イブの純真さとリリスの魔性は対比されて語られます。個人的にはリリスの凄みというか、魔性は憧れの対象です(自分にはない要素に惹かれる…!)
それゆえに、占星術で使う感受点のリリスも性的な魅力(妊娠出産のためのものではない、性的な魅力)であるとか、嗜好であるとかを読むときに使われます。…とはいえ、金星や火星、月に表されるようなオープンなものではなく、あくまでも”隠された”それ、であるのです。
そんな部分が、ちょっとフェチっぽい話やなんやに繋がって、性的な意味でのリリスの話題は割と面白かったりします。
リリスと個人天体
リリスの表すセクシャルな魅力というのは、範囲の狭い魅力と感じるのですが、その分深く底なしの不気味さがあります。ある人にはとことん求心力があって執着される、みたいな。
ネイタルにそんなリリスと個人天体の合を持っている人は、やっぱり色気というか誰かを惑わす魅力が、合を持たない人よりも全面的に広範囲に漂ってくるような気がします。合になっている天体の表す分野で、ですが。
リリスを語る上でよく名前が挙がるのが壇蜜さんですが、壇蜜さんは月・冥王星の合にリリスも合。溢れかえる色気。
私の奴隷になりなさい 壇蜜写真集 濃蜜 【電子版特典付】 (角川書店単行本)
相性占いにおけるリリス
相性占いでもリリスが使われることがあります。というよりも相性占いの方がよく使われます。神話からもわかるようにこちらもセクシャルな意味で。
私は相性占いでは、必要があれば以下の点を確認しています。
- リリスに太陽・月が合
- リリスに金星・火星が合
- リリスにドラゴンヘッドが合
- リリスにアセンダント・ディセンダントが合
オーブ(誤差)はタイトに見ます。どちらがどちらに惹かれるというのは、比較的リリスにその他の感受点を持つ方が惹かれるパターンが多いのかなと思いますが、こちらもまだデータ収集中です。