【四柱推命】十二運星の陰転
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西洋占星術のオポジションと四柱推命の陰転
いけだ笑みさんのツイートを引用させていただいています
オポジションは表裏なので、光を表現しようとしたとき、対照にある影に目をやる必要があって、そのときに影に捕まってそこから戻ってこれなくなることがあるんでしょうね。なんかすごくこの構造が腑に落ちておもしろかった。
— いけだ 笑み (@emi0711) January 6, 2020
対になっているものに引っ張られてしまう
『オポジションの関係にあるサイン同士はその影に引っ張られて戻ってこれなくなることがある』という趣旨のツイートを拝読して、
【対になっているものに引っ張られてしまう】という部分が
四柱推命 十二運星の陰転に似ていると感じました。
四柱推命 十二運星の陰転
陰転には広い意味で「自分の星を活かせず物事がうまく進まない状況」がありますが、
十二運星の陰転には以下の状態があります。
- 運勢エネルギーの高い星が陰転すると、裏星の悪い特徴が出る
十二運星の裏星
全ての十二運星には対になる「裏星(うらぼし)」があり、以下のようなセットになっています。
長生(運勢エネルギー9)⬅➡ 病(運勢エネルギー4)
沐浴(運勢エネルギー7)⬅➡ 死(運勢エネルギー2)
冠帯(運勢エネルギー10)⬅➡ 墓(運勢エネルギー5)
建禄(運勢エネルギー11)⬅➡ 絶(運勢エネルギー1)
帝旺(運勢エネルギー12)⬅➡ 胎(運勢エネルギー3)
衰 (運勢エネルギー8)⬅➡ 養(運勢エネルギー6)
十二運星の裏星は表裏一体の関係。例えば、長生を持っていれば病の要素も多少はあるとされますが、個人的にはやはり自身の命式に記されている十二運星をまず第一に活かして欲しいと考えます。
十二運星の陰転
教科書通りに言うならば、十二運星の陰転は
- 運勢エネルギーの高い星が陰転する(不調になる)と、裏星の悪い特徴が出る
となるため、上の表の左側の星を持つ方が「陰転する」と言うことになります。
また、陰転自体は「自分の星を活かせず物事がうまく進まない状況」であるため、上の表の右側の星を持つ方も陰転することはもちろんあり得ます。
十二運星の陰転、具体例
ここでは、あくまでも教科書通りの十二運星の陰転について書いてみますと…
長生は不調になると、妄想ばっかりして実行しない。被害妄想が激しくなる。
沐浴は不調になると、思い詰めやすくなり自分を追い詰める。完璧にやりきれない自分を責める。
冠帯は不調になると、人の影に隠れ、じとっとした雰囲気を醸す。
建禄は不調になると、物事が続かず、力が集中できない。
帝旺は不調になると、あれこれ手を出すが成し遂げることができない。
衰は不調になると、人に頼ってばかりで自分で何もやらない。
裏星との運勢エネルギーの差
裏星との運勢エネルギーの差は「衰」で2、その他の星は全て5です。
一方で、
建禄(運勢エネルギー11)/絶(運勢エネルギー1) 運勢エネルギーの差10
帝旺(運勢エネルギー12)/胎(運勢エネルギー3) 運勢エネルギーの差9
建禄は10、帝旺は9と運勢エネルギーの差が大きくなっています。
よって陰転するとアップダウンが激しくなり、体感的にかなりキツくなります。
身強の星は陰転しやすいと言われるのもある意味納得です…
(もう一つの身強の星である冠帯は裏星との差が5となるので、建禄・帝旺に比べるとギャップは激しくないかもしれません)
十二運星の正位置を知ろう
まずは、ご自身の十二運星の正位置(陰転していない状態)を知っておきましょう。
特徴を知れば、自分が今その正位置からズレているかいないかを判断することができます。
十二運星については、以下もあわせてご覧ください📚