【西洋占星術】良き日・行動のタイミングの選び方
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西洋占星術でのタイミング選び
牡羊座に太陽が入る「春分」
宇宙元旦などとも呼ばれ、宇宙的な一年の始まりを示すタイミングです。
春分は、この一年で成し遂げたい目標などを設定するとても良いタイミングです。
2020年は3月20日が春分となります。
新暦と旧暦
私たちが今使っているグレゴリオ暦。
日本では、明治5年(1872年)に導入されました。
それまでは、太陰太陽暦と呼ばれるいわゆる【旧暦】を使用していました。
グレゴリオ暦は【新暦】【太陽暦】と呼ばれます。
旧暦とは
旧暦は毎月、新月の日をついたち(朔日)とします。
グレゴリオ暦が導入される前、人々は月の満ち欠けとともに生活をしていました。
占星術的に見たスタートのタイミング
占星術で、物事をスタートさせるタイミングは月の満ち欠けを第一に考えます。
新月は月に一度、太陽と月が重なる日。
言い換えれば、月である『私たちの内面・本質』に太陽の表す『人生の目的・社会的な自分』が重なるタイミングです。
月は、新月から満月に向かってその姿を表していきます。
よって、発展・拡大・繁栄を望む事柄のスタートのタイミングは、
新月から満月(実質14日間)の間となります。
避けた方が良いタイミング
では、新月から満月(実質14日間)の間ならいつでも良いのでしょうか。
物事をスタートさせる日を選ぶ事に関して、西洋占星術的に避けた方が良いとされるタイミングがあります。
(1)ボイドタイム
ボイドタイムは西洋占星術的には「月が他の天体とアスペクトを持たない状態」=他の天体からの影響を受けない状態を言います。
月は地球に一番近い天体であり、地球(肉体である自分)へ他の天体からのパワーを伝える役割も果たしています。
その月が他の天体と繋がりを持たない時間に物事をスタートしても、他の天体からの後押しが受けられず物事が成就しないと考えるためです。
(2)日食と月食
日食も月食も、その一部や全てが欠けてしまう状態です。
昔からの言い伝え等でも、この二つはあまり良いものとしては捉えられて来ませんでした。
西洋占星術的にも「本質・内面」である月や「人生の目標・社会的な自分」である太陽が欠けてしまう現象は天体が欠損している状態となり、エネルギーが十分に発揮できず物事のスタートには適しません。
(3)天体逆行期間
西洋占星術では「天体が逆行する期間」が存在します。
正確には「逆行しているように見える期間」であり、本当に逆行している訳ではありません。
(早い電車に乗っていると並走している遅い電車が後ろに進んでいるように見える感じです)
逆行期間中は、それぞれの天体が持つ意味が弱まったり過剰に出たりするため、これもまた達成したい目標をスタートさせる日としてはあまり適さないという事になります。
…しかしながら、
西洋占星術で用いる10天体のうち、月太陽を除く8つの天体がそれぞれのタイミングで逆行します💭
全ての天体を考慮していると「スタートする日」を選ぶことができなくなってしまうので、次の3つの天体の逆行期間を避けて選ぶと良いでしょう。
- 水星
- 金星
- (可能であれば)火星
目標設定と行動開始
新月は目標設定(願い事を書く)日として、西洋占星術や宇宙が好きな方には広く知れ渡る日となりましたが、
実際に行動を起こすタイミングは、月と太陽がまさに重なるまさに【新月】のタイミングは避けた方が良いとされています。
太陽が他の天体と重なる状態は、主にホラリー占星術で使用される【コンバスト】であり、太陽以外の星が焼け尽くされてダメージが出ている状態となります。そういう意味では、新月は月が太陽にコンバストされており、太陽の示す「目標」や「人生の目的」が強くなりすぎて、月の表す「心」や「内面」がないがしろにされてしまう恐れがあります。
- 目標設定…新月になってすぐのタイミングでOK
- 行動開始…新月になってすぐのタイミングは外す
西洋占星術での良いタイミング選び(まとめ)
- 新月から満月(実質14日間)の間
- ボイドタイム・日食月食・天体逆行中(水星・金星・火星)は避ける
- 行動開始は「まさに新月!」のタイミングを避ける(目標設定は可)
実際には上の3つに加え、スタートさせたい分野は何か(=月がどのサインにあるか)や月の状態、自身のホロスコープとの関係はどうか等も考えながらタイミングを選んでいきます🚩