正玄流四柱推命(黄帝暦八字占術)の奥義(2)通干法
正玄流四柱推命(黄帝暦八字占術)
今回は【正玄流四柱推命】の奥義その2「通干法」について書きます。
⭐前回は奥義その1 四宮鑑定法について書きました
【おさらい】正玄流四柱推命の奥義
- 年柱先祖、月柱父母、日柱本人、時柱子孫の鑑定法ではなく四分鑑定法を発案
- 通干法により事象を確実に把握する鑑定法を発案
- 干合手法により干合変通星通星で精密な鑑定法を発案
奥義2 通干法
天干:気体
地支:個体
蔵干:液体(地支の中に埋まっている運命エネルギー)とし、
蔵干の運命エネルギーは地支である個体(地面)に埋まっていて、通常は作用しません。
しかし、通干・異通干・干合異通干でその運命エネルギーが活用できるようになります。
*古典でも、月支元命(月柱蔵干)と同じ十干が天干にあることを「通干」や「透出」と呼び、非常に良い命式であるとしています。
正玄流ではこの考え方を非常に重要な鑑定手法として取り入れています。
通 干
天干と蔵干が同じ十干の場合
運命エネルギーが大量に天干に溢れ出す
異通干
天干と蔵干が同じ五行で引用が逆の場合
通干よりは抑えられてエネルギーが流れ出る
干合通干
天干と蔵干が干合で引き合って異通干になるため、適度にエネスギーが流れ出る
池本正玄先生「黄帝暦八字占術」より
この大切な「通干」の考え方により、正玄流では身旺・身弱の判断もつけていくことになります。
次回は【奥義3 干合手法】について 書きたいと思います🙂✏