2020-04-13

【四柱推命】生まれながらの天中殺(2)宿命中殺・生月中殺

生まれながらの天中殺(宿命中殺)とは

宿命中殺は、自身の命式内に天中殺を持っている人のこと。

(1)生年中殺

天中殺の枠上段(ピンク四角)の十二支が、年柱(ピンク丸)にある人

(2)生月中殺

天中殺の枠上段(ピンク四角)の十二支が、月柱(ピンク丸)にある人

(3)生日中殺

天中殺の枠下段(紫四角)の十二支が、日柱(紫丸)にある人

(4)日座中殺

甲戌・乙亥・庚子のいずれかがある人

ご自身の星をこちらで調べられます
(fortune jewelさんの命式作成サイトをご紹介しています)

(2)生月中殺

月柱が天中殺になっている人です。

月柱は主に「仕事運」「家庭運」などを表す柱であり、

生月中殺を持つ人は、一般的な書籍などでは「仕事や家庭が上手く行きにくい」とされています。

鑑定で生月中殺を持つ方にお話を聞くと、お仕事・家庭がうまくいっている方も多くいらっしゃいます。

しかしながら、それまでの道のりで苦労した方も多く、現在進行形で苦労されている方もいらっしゃいます。

仕事・家庭に対しては、基本的には皆さま何らかの悩みを持ちますが、生月中殺の人は特に仕事・家庭で葛藤が生じやすいと言えるでしょう。

なぜ葛藤が生まれやすいのか

なぜ生月中殺の人は「仕事と家庭で葛藤しやすい」のか、私なりの考えを書きたいと思います🙂

運気で巡る【天中殺】は「我欲を抑えて、世のため人のため」を実践していく期間となります。

生月中殺の人は、月柱が【天中殺】になっているため、お仕事・家庭において常に「我欲を抑えて、世のため人のため」を求めるられやすい状況と言えます。

人間はまず「自分のこと」→「世の中に貢献したい」と精神的な成長をしていきますが、生月中殺の人は「自分のこと」のステップでつまずきやすくなります。

生月中殺の対策

生月中殺の人が葛藤から抜けるためには、人の役に立つこと。

どうしたら人の役に立てるか、どうしたら人を幸せに出来るかを常に考えて行動することです。

特に仕事においては、本来「世のためや人のため」でなければ発展していかないものですので、

生月中殺の方は宿命に沿って行動していくことで、仕事で成功を収めることも難しくありません。

生月中殺はホロスコープにおける6ハウス強調の方と通じるものがあるなぁと感じます。

個を超えた役割を持つ方々

私自身は、生月中殺を持つ方を『個を超えた役割を持つ方々』であると認識しています。

上皇陛下、上皇后美智子様は共に生月中殺をお持ちです。

経営者では、松下幸之助さん、本田宗一郎さん、ZOZOTOWNの前澤雄作さん

スポーツ界では、松井秀喜さん、本田圭祐さん などがいらっしゃいます。

 

その他宿命中殺

【四柱推命】生まれながらの天中殺(1)宿命中殺・生年中殺

【四柱推命】生まれながらの天中殺(3)宿命中殺・生日中殺

【四柱推命】生まれながらの天中殺(4)宿命中殺・日座中殺

サイト管理者:やなかえつこ
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