【四柱推命】生まれながらの天中殺(2)宿命中殺・生月中殺
生まれながらの天中殺(宿命中殺)とは
宿命中殺は、自身の命式内に天中殺を持っている人のこと。
(1)生年中殺
天中殺の枠上段(ピンク四角)の十二支が、年柱(ピンク丸)にある人
(2)生月中殺
天中殺の枠上段(ピンク四角)の十二支が、月柱(ピンク丸)にある人
(3)生日中殺
天中殺の枠下段(紫四角)の十二支が、日柱(紫丸)にある人
(4)日座中殺
甲戌・乙亥・庚子のいずれかがある人
(2)生月中殺
月柱が天中殺になっている人です。
月柱は主に「仕事運」「家庭運」などを表す柱であり、
生月中殺を持つ人は、一般的な書籍などでは「仕事や家庭が上手く行きにくい」とされています。
鑑定で生月中殺を持つ方にお話を聞くと、お仕事・家庭がうまくいっている方も多くいらっしゃいます。
しかしながら、それまでの道のりで苦労した方も多く、現在進行形で苦労されている方もいらっしゃいます。
仕事・家庭に対しては、基本的には皆さま何らかの悩みを持ちますが、生月中殺の人は特に仕事・家庭で葛藤が生じやすいと言えるでしょう。
なぜ葛藤が生まれやすいのか
なぜ生月中殺の人は「仕事と家庭で葛藤しやすい」のか、私なりの考えを書きたいと思います🙂
運気で巡る【天中殺】は「我欲を抑えて、世のため人のため」を実践していく期間となります。
生月中殺の人は、月柱が【天中殺】になっているため、お仕事・家庭において常に「我欲を抑えて、世のため人のため」を求めるられやすい状況と言えます。
人間はまず「自分のこと」→「世の中に貢献したい」と精神的な成長をしていきますが、生月中殺の人は「自分のこと」のステップでつまずきやすくなります。
生月中殺の対策
生月中殺の人が葛藤から抜けるためには、人の役に立つこと。
どうしたら人の役に立てるか、どうしたら人を幸せに出来るかを常に考えて行動することです。
特に仕事においては、本来「世のためや人のため」でなければ発展していかないものですので、
生月中殺の方は宿命に沿って行動していくことで、仕事で成功を収めることも難しくありません。
生月中殺はホロスコープにおける6ハウス強調の方と通じるものがあるなぁと感じます。
個を超えた役割を持つ方々
私自身は、生月中殺を持つ方を『個を超えた役割を持つ方々』であると認識しています。
上皇陛下、上皇后美智子様は共に生月中殺をお持ちです。
経営者では、松下幸之助さん、本田宗一郎さん、ZOZOTOWNの前澤雄作さん
スポーツ界では、松井秀喜さん、本田圭祐さん などがいらっしゃいます。