【四柱推命】強過ぎて「凶」? 八専(はっせん)について
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八専とは?
暦(日の吉凶)で使われる八専。
干、支ともに同じ五行
八専は「干、支ともに同じ五行」になる以下の8つの干支。
壬子→水水
甲寅→木木
乙卯→木木
丁巳→火火
己未→土土
庚申→金金
辛酉→金金
癸亥→水水
暦の上では、これらの干支が間日(まび)と呼ばれる 癸丑(水土)・丙辰(火土)・戊午(土火)・壬戌(水土)をはさみ、12日間続きます。
各辞典「八専」の解説
- 1年に6回あり、雨の日が多いという。仏事などを忌む(デジタル大辞泉)
- 棟上げに吉、結婚・畜類の売買・神仏のことを忌む日という(大辞林 第三版)
- 八専には降雨が多いといわれ、農家に厄日とされている。また八専の入り日が雨ならば八専中は晴れが多く、反対に入り日が晴れならば八専中雨が多いという。一般に八専は、法事や婚礼には厄日とされている(日本大百科全書)
- この期間は雨が多いといわれる。また、嫁取り、造作、売買などを忌む(精選版 日本国語大辞典)
各辞典の解説は、“厄日”“忌む日”等書かれていることが多いですね。
なぜ凶なのか?
なぜ「凶」とされることが多いのか?
これは個人的な解釈になりますが、ひとえに【強過ぎる】からではないでしょうか。
干、支ともに同じ五行になることで運気の波は大きくなり、その五行の影響を強く強く与えます。
間に4日間の間日が挟まれますが八専の続く期間は昔から不安定になりやすく、昔から行事等を避けていたと考えられます。
自分にとってどんな影響を与えるか?
「強過ぎて凶」とされてきた八専。
強い影響を受けるため、注意するに越したことはありません。
しかし、その影響が「自分にとってどんなものなのか」が分かっていれば、闇雲に恐れることなく「むしろ活用しよう!」と思えるのではないでしょうか。
以下に、日干別に「特に注意すべき日」「財運の高まる日」「ミスに注意すべき日」を挙げます✍
日干 甲
特に注意すべき日:庚申の日
財運の高まる日:己未の日
ミスに注意すべき日:丁巳の日
日干 乙
特に注意すべき日:辛酉の日
財運の高まる日:己未の日
ミスに注意すべき日:八専の中には無し
日干 丙
特に注意すべき日:壬子の日
財運の高まる日:庚申の日・辛酉の日
ミスに注意すべき日:八専の中には無し
日干 丁
特に注意すべき日:癸亥の日
財運の高まる日:庚申の日・辛酉の日
ミスに注意すべき日:己未の日
日干 戊
特に注意すべき日:甲寅の日
財運の高まる日:壬子の日・癸亥の日
ミスに注意すべき日:辛酉の日
日干 己
特に注意すべき日:乙卯の日
財運の高まる日:壬子の日・癸亥の日
ミスに注意すべき日:庚申の日
日干 庚
特に注意すべき日:八専の中には無し
財運の高まる日:甲寅の日・乙卯の日
ミスに注意すべき日:癸亥の日
日干 辛
特に注意すべき日:丁巳の日
財運の高まる日:甲寅の日・乙卯の日
ミスに注意すべき日:壬子の日
日干 壬
特に注意すべき日:八専の中には無し
財運の高まる日:丁巳の日
ミスに注意すべき日:辛酉の日
日干 癸
特に注意すべき日:己未の日
財運の高まる日:丁巳の日
ミスに注意すべき日:庚申の日
命式に八専が入っている場合は?
命式に八専(の干支)が入っている場合、どのように読み解いたら良いでしょうか。
師の解釈では「それほど気にしなくて良い」とのことでした。
(暦で使う上では、通常は日の吉凶を見るものであるが、より強く影響を及ぼすのは月と時とのお話もありました)
私個人の解釈では、それほど神経質になるべきではないけれど日柱干支に八専がある場合「ある種の激しさを秘めている」と自覚しておいたほうが良いかなと思います🚩