【四柱推命】『偏印』は本当に凶星なのか?(倒食について)
「倒食」
通変星【偏印】は、新しい思想や概念を生み出す発想力に優れる星であり、現代では凶星という印象はほとんどありません。
しかしこれまで 通変星【食神】を剋す(攻撃する・制御する・コントロールしようとする)働きをすることから、「凶星」と位置付けられることも多くありました。
それは、食神と共にあることをわざわざ【倒食(とうしょく)】を表現していたことでも分かります。
「食神」を「倒す」で「倒食」です。
通変星 食神
偏印に剋される食神は「食の神様」の星であり、衣食住・日常生活を司る星。
そういった“生活の基盤”を攻撃する偏印は、四柱推命が生まれた(衣食住が今ほど守られていなかった)時代においては確かに「脅威」だったのでしょう。
女性にとって食神は「子ども」を表す星でもあるので、ことさらに偏印の凶意が強くなると言われていました。
現代においての偏印
元々 四柱推命は国を治める人のための占術であったため、「自分の世を長く続けたい(現状維持)」を吉とする価値観の上で発達しました。
一方で現代社会では、このような価値観だけが正しいわけではなく多くの価値観があり、
その中で、次々に新しいものを生み出す力を持つ偏印は、今後活躍できる場が多く用意される星です。
日常生活を整える
まれに、
というご質問がありますが、
飽食の時代と言われる現代日本では、食神はすでに十分強いので、個人的にはそれほど気にしなくても良いと思っています。*
偏印をより良い形で使うには食神(衣食住)を整え、強くしておくと良い思います。
日常生活が整ってさえいれば、偏印のオタク性を生かし興味があるところに没頭できます✍✨
*もちろん運気などで強い偏印が巡ってくる時は普段よりも気をつけた方が良い場合もあります
個性を見つける
さらに、偏印が食神を直接攻撃しないよう、間に入る「比肩」=「自分自身をしっかり持つこと」も有効です。
偏印は日干を生み出す星であるため、その人が元々持っている才能とも読めます。
しかし、食神のように表現する星ではないため才能が表に出ていくまでに時間がかかります。
そこで、偏印→食神の倒食 のラインを 偏印→比肩→食神とすることによって、
学んだ(偏印)ものを、一度自分(比肩)のものにして、表現する(食神)のラインがスムーズになります。
以下、偏印を活かせる職業です。
全ての星は吉凶両面があり、悪いだけの星・良いだけの星はありません。
ご自身の【偏印】を十分に活用できると良いですね🚩