2020-05-24

【四柱推命】天剋地沖(運気・相性・自分の命式にある場合)

天剋地沖の関係

天剋地冲は干支同士の関係で、

天干(十干)が「相剋」の関係、さらに地支(十二支)が「沖」になる状態を指します。


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赤い部分が日柱干支

例えば、ご自身の日柱干支が【甲子】の場合、

【甲】を剋す(相剋)は【庚】

【子】と冲にになるのは【午】

よって、天剋地冲の関係になるのは【庚午】となります。

●十干の組み合わせ

ご自身の
日柱の十干
剋してくる十干

●十二支の組み合わせ

ご自身の
日柱の十二支
冲になる十二支

天剋地沖とは

【相剋】は、攻撃する・制御する・コントロールする・加工して活かす関係

【沖】は、分裂・破壊などを表します。

これらが重なることにより【破壊・衝撃・離れる・反発】などのイメージを持ちます。

運気で【天剋地沖】が巡るとき

自分の日柱干支に対して、年干支あるいは月干支・大運などで天剋地沖に当たる干支が巡るときは、これまでのことが壊れるような衝撃を受ける場合があります。

変化を拒む人、現状維持を第一とする人、進化することに対して後ろ向きの人にとっては、破壊を伴う出来事が訪れることによって大きなダメージを受けることも。

一方で破壊の後に新しいものを生み出すタイミングとなる場合もあります

(この辺りは西洋占星術における冥王星や天王星のような働きを感じることができます。変化を拒み続けるのならば冥王星のように根底からの変革を求められ、自らが変化を受け入れるのならば天王星のように星の力を活かしてこの期間を乗り越えることも可能です)

運気で巡る天剋地冲は「今の自分を変えたい、変化したい」という人には追い風になる可能性も秘めています。

【四柱推命】 いわゆる「悪い」とされる運気の時は?

相性で【天剋地沖】になる場合

自分の日柱干支に対して、相手の日柱干支が天剋地沖に当たる場合。

相性において天剋地冲が発生する間柄となります。

あくまでも私自身の体験談ですが、天干が剋される側としてこの相性を経験しました。

体感としては、「天剋地冲の間柄になる人に自分の新しい側面を引っ張り出してもらえた」という感じです。

最初はなんとなく「足並みが揃わない」「意思疎通がうまくいかない感じ」はありましたが、関わりを持つにつれて天剋地冲の相手の面白さが分かり、そこから学ぶことも多くありました。

また、相手と関わることで「自分ってこんな風に見られているんだな」とか「こんな一面もあったんだ💡」と、これまでの自分を壊し、新しい自分に出会うことができました。

…まさに天剋地冲ですね!

彼女との出会いがあってから、私の中で天剋地冲の相性になる方は「有難い存在」として認識が書き換わりました✍

自分の命式の中に【天剋地沖】がある場合

自分の命式の中に、天剋地沖に当たる干支がある場合。

(『宿命天剋地冲』と呼ばれることもあるようです)

【革命家】の命式です。西洋占星術だと天王星っぽいイメージですね。

古いものを破壊し新しいものを作り出していく人たちであり、それだけのパワーを持っています。

変化の激しいハードな状況にいる方が生き生きと動くことができ、改革のためならば破壊をもたらすこともできる人なので、周りからは“自分勝手な人”というレッテルを貼られてしまうこともあるでしょう。

しかし、人を引きつけて改革へ巻き込む魅力を十分に発揮できれば「カリスマ」としての成功も期待できます。

周りを巻き込みトップに立つか、孤高の存在としてひたむきに改革に励むか、

どちらにせよ時代や社会に変化を呼び込む人たちです。

命式に天剋地冲を持つ有名人
サザンの桑田佳祐さん・kinkikidsの堂本光一さん・本田圭佑さん・藤井聡太さん・錦織圭さん・市川海老蔵さん 等

サイト管理者:やなかえつこ
【西洋占星術・四柱推命】鑑定師・講師(初めましてのかたへ→自己紹介

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